久しぶりに昔の仕事仲間から連絡が入りました。
内容は、私が懇意にしていた人が病気で亡くなったとの報告。
亡くなった人とは色々あって疎遠になっていました。
それも数年が経ちわだかまりも薄れてきたので、つい先日「そろそろ話でもしたい」と考えていたところです。
年齢は私よりちょっとだけ上。
子供が手から離れたので自分の人生を楽しみ始めた矢先だったと思います。
それとも、子供を巣立たせた事で満足して力尽きたのでしょうか。
もう知る由は有りません。
訃報を聞いた瞬間は信じられない気持ちで「マジか・・・」の連続でしたが、数時間経ってから急に悲しくなってきました。
「もう会う事は出来ないし話も出来ない」と考えると涙が溢れてきます。
その人に対しては元気な印象しかなかったので全く信じられない展開。
人生なんてあっという間であっけない事を目の当たりにしたという感じ。
自分自身の50数年間も考えてみればあっという間でした。
この後の数十年間も「あっ」と言う暇も無いぐらいに過ぎ去ってしまうのでしょうね。
結婚した事や老後の長生きリスクを意識し始めてからは、欲を言わずこぢんまりと生きる事にしました。
これからもそうしていくつもり。
が、今回の出来事でまた人生観が揺らぎそうです。
とは言え、もうそんな事を言っていられる年齢や状況じゃないかな?
それに、この歳になると、やりたい事も気力もそれほど湧かないですから。
いずれにしろ残りの人生は少ないです。
このまま朽ち果てるか?
それとも高く舞い上がって華やかに散るのか?
どちらが良いだろうか?
そんな事を考えさせられます。
気持ちの問題としては言わずもがな。
やりたい事が無いとか言って達観者ぶったり、いい歳だからとかいって気持ちを抑え込まず、状況が許す限りはどんどんやりたい事をやっておくべきでは?
そうして人生の終わり間際に「やりきった!」という悔いのない気持ちだけ持って死んでいくべきでしょうか。
「人生なんてすぐに終わるから好きなようにすればいい」
そんな気持ちにさせられる出来事でした。