断捨離に懐疑的
横になって、うつらうつらとしながらユーチューブを見ていたときの事。
「詐欺」という言葉が耳に入りハッとさせられた。
「詐欺」= 他人をだまして金や品物を奪ったり、損害を与えたりすること。
と言うのは、私はすぐに信じ込み、妄信してしまうタイプ。
要するに騙されやすい人間。
なので、そんな自分に危うさを感じ、何事に対しても常に疑いの気持ちを忘れないようにと心がけるようにしています。
断捨離に関してもそう。
断捨離の教えに共感して、せっせと実践しているのですが、その断捨離という教えにも常に懐疑的な気持ちを抱きながら向き合っています。
という訳で、断捨離の教えの粗探しをしたりもする。
そんななかで、ちょっと引っ掛かる部分があり、緩く悶々とさせられていました。
そこに詐欺という言葉が耳に入り、点と点が繋がった気がしてハッとした。
断捨離は詐欺か?
ちょっと引っ掛かる部分とは。
- 宗教っぽい。
- 「断捨離」が流行語に選ばれたり、テレビが「断捨離」を推奨する番組を放送。
断捨離って宗教っぽい
10代の頃、宗教に嵌った事があります。
その経験から、宗教に嵌る人の心理にはヤバさを感じる。
私の勝手な想像ですが、宗教に嵌る人は弱い人が多い。
精神的だったり肉体的だったり。
弱いから強い人に惹かれ、強い人が発する言葉にすがり、ありがたがり、その人の教え無しでは生きられないという気にさせられる。
更に嵌ると、盲目的になり、教えさえあれば他には何も要らないというところまでいく。
究極は出家を考えるようになり、「お金も要らない!」なんていう事になったり。
結果、「要らないから全部お布施しよう!」
という事になり、教祖様はウハウハに。
宗教というのは、教祖様が儲かるシステムになっている。
そんな事を想像しては、結局自分は教祖様に洗脳されて養分にされているだけなのか?
なんて気にさせられたり。
断捨離ブームは捨てさせてまた買わせる作戦
「断捨離」が流行語に選ばれたり、断捨離が題材になったテレビドラマやバラエティー番組が多くなった事が、ど~にも理解出来ませんでした。
断捨離が流行れば、物が売れなくなり、企業は困るだろうに。
それなのに物を売りたい側の企業がスポンサーとなってテレビで断捨離番組を放送する。
そこにどのような魂胆があるのだろうか?
と、常々疑問を抱いていました。
断捨離というのは良い行いだからと人々を洗脳しては、物をどんどん捨てさせ、捨てさせたところで新たに物を買わせるための作戦ではないか?
以前にもそんな事を書いた覚えがありますが、今回もそんな思いが過りました。
①物を一杯持っていると不自由ではないですか? 苦しんでいませんか?
②物を捨てると楽になりますよ、幸せになりますよ。
③捨ててしまいませんか?
④ね? 捨てたら楽になったでしょ!? どんどん捨てましょう!
⑤え?捨てられないって?いやいや要らないでしょ~、必要になったらまた買えばいいじゃないですか~。
⑥ね、スッキリして気持ち良いでしょ~! さぁまたドンドン捨てましょう!
⑦え? 以前捨てた物がまた必要になった? だったらコレどうですか? コレ良いですよ~。
⑧はい、お買い上げありがとうございま~っす!
高等テクニックの詐欺?
で、
「詐欺」= 他人をだまして金や品物を奪ったり、損害を与えたりすること。
が繋がったわけです。
しかも、だました事を相手に気付かせないような高等テクニックを使って。
断捨離すると、「あぁぁ、スッキリして気分が良いわ~」ってなりますよね。
快感が訪れる。
物を手放すと実際に楽になるのも事実。
そこに疑念なんて生じない。
「ドンドン捨てましょ!」なんて言わなくても、そのうち自ら捨て始める。
そこまで持っていったらこっちのもの。
しばらくすると、不便を感じるようになり、我慢出来なくなり、対策を講じ始める。
そこに問題解決をしてくれる商品を提示して、買ってもらう算段。
最後に
そんなわけで、「詐欺?」というのは、断捨離が好きで実践しながらも、常に「大丈夫だろうか?」との疑念を抱く事による発想からきたものです。
考え過ぎかもしれません。
完全なる妄想です。
しかし、人は盲信してしまうと危うい状況に陥りかねないという事は間違いないかと。
断捨離の良い部分だけを頂戴したら、それ以上の深みに陥りややこしい事にならないよう、ほどほどに。