恐怖心に煽られ原付バイクを購入してから後悔するまで。

25年の時を経て

25年前にバイクを降りてからも、バイク関連の物をずっと所有し続けていました。

が、15年ぐらい前に「もう二度とバイクに乗る事は無い」

と、心底からそう思えたので全部捨てました。

それなのに、25年の時を経てまたバイクを所有する事になりました。

買った理由

バイクを買ったのは約3年前の事。

買った理由は、大きな地震が起こったときに役立つと思ったから。

 

当時、ユーチューブで防災に役立つ情報を漁っていました。

その情報(体験談)の中から「原付バイクが重宝した」という話を聞いてバイクが欲しくなった次第です。

大地震が来る来る言われていましたから、「やばい!その時に備えなければ!」という恐怖心を煽られた事により「二度と乗る事は無い」と思っていたバイクを買ってしまったという訳です。

人生どう転ぶかわかりません。

バイクが趣味になった

最初は10万円以内で適当にササっと買うつもりだった。

けれど、いろいろ物色していると趣味嗜好がだんだん出てきて拘りが強くなってきた。

それでいて「物を増やしたくない」という気持ちとの葛藤で、購入に至るまで半年掛かりました。

で、散々悩んで手に入れたのは50年以上前のボロボロの不動車(原付バイク)。

防災目的のために買うのなら早急にちゃんと動く物を買わなくちゃいけないところですが・・・

全く役に立たない完全に趣味色が強い物を選択してしまった。

大震災にドキドキしつつ、時間を掛けて修理して現在乗っています。

乗り出すと「やっぱりバイクは楽しい」という事になり、現在、防災用品から趣味用品になった感があります。

90万円分物が増えた

約3年の間にバイク本体以外にも大量に物が増えました。

防災用品から趣味の物になってしまった事から、「物を増やしたくない」という気持ちのタガが外れて、思うがままに物を買い漁る羽目になってしまった。

最初10万円のつもりが集計したら90万円(バイク本体含)支出していました。

90万円分物が増えた事になります。

後悔

バイク購入後、何度も後悔させられました。

防災目的で買ったのに動かないし。

それを修理するのに工具や部品を買わなくちゃいけない。

修理完了後は調子を維持していくために定期メンテナンスが必要になってくる。

ヘルメット、服、その他備品が必要になるし税金と保険も納めなくちゃいけない。

盗難が怖いし、その対策品や心理的負担も大きい。

とにかく金と手間が掛かる。

そもそも自転車があるけどそれで事足りたよね?

という訳で「手放したい・・・」

が、手を付けた以上引き返せない沼に嵌ってしまった・・・

一つでも減らしていこう

後悔の念を抱えつつも、現在やりたい事を一通りやり終えて気持ちは落ち着き、「バイクは大事にしていこう」という思いでいます。

費やした時間と支出を考えるとそう思わざるを得ないし、本来の目的に役立つその日が来るまで(来てほしくないけど)大事にしたい。

同時に、これからバイクを維持していくにあたって、必要な物と不要な物の判断が出来る段階にも入ったので、溜まった部品等の断捨離を始めました。

バイク本体はこれからずっと維持していく事になると思いますが、それ以外の不要になった物はさっさと処分してスッキリしていきたいところです。

まとめ → おすすめは「物は所有しない」

私の場合、バイクをいじったり乗っていると楽しいし、バイクの事を考えるだけでも楽しいのは間違いなかった。

反面、「危ない、寒い、暑い、金食い虫、手間が掛かる、盗難が怖い」など、「経済的、肉体的、心理的」負担も抱える事になった。

「バイクは大事にしていこう」と思う反面、「厄介ごとを抱えた」という気持ちも大きい。

そんな訳で、もし、買おうかどうしようか?

なんてちょっとした気の迷い程度で悩んでいる人がいたとしたら、「買わないほうが良い」と引き止めるでしょうか。

例えば通勤に使うので持たざるを得ないとかいう場合でもなければ、わざわざ所有するのは愚の骨頂かも。

一瞬楽しめたとしても、結局最終的にはお荷物になりかねないので。

 

そんなお荷物を抱え込んでしまい、それを手放せない自分が居ます。

3年前の自分に声を届けられるのなら「やめとけ!」と言いたいが、後の祭り。

また勉強させられました。

 

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