数年前から、有事や食料危機など、危機的状況に備えるべく、持たない暮らしを一旦諦め、防災用品を増やしてきました。
物価が高くなる前に買いたいという焦りもあり、備蓄品の買い増しを止められない状況が続く事に。
で、今度は自身のそんな心理状態に危機感を覚える事となり、物欲を抑えるべく、恐怖心を煽るニュースを一切シャットアウトする事にしました。
恐怖心を煽られると、物欲が喚起されますからね。
案の定、情報を遮断すると、危機的状況なんて存在しないも同然になり、恐怖心も無くなった。
そこでやっと備蓄品の収集を終える事が出来た。
それからしばらくして、今度は断捨離をやってみたくなり、久しぶりに只今実践中。
ほんの少しだが物を減らすと、「スッキリして気持ちいい~」と感じさせられ、「持たない暮らしを再開するか!」
なんて気持ちがムクムク大きくなってきた。
いや待て! それはいろんな意味でマズイ。
まず、危機意識が欠如し過ぎてマズイ。
最近、大きな地震が続いているし。
2025年が怪しいという説もある。
なので、間違いなく備蓄品は維持していったほうが良い。
それに、全ての収納スペースを埋め尽くすほど物が増えたので、それを処分するなんて容易じゃない。
持たない暮らしを目指したら、そんな状況に悶絶させられる事請け合い、という訳でマズイ。
結局、持たない暮らしの再開はしばらくお預け、と自分に言い聞かせております。
それにしても、東日本大震災後は、危機的状況を感じた事から、物を減らす事に一生懸命になった。
が、今回、危機的状況を感じて物を増やす事に夢中になった。
書いている途中で、ずいぶんと考えと方向性が変わった事に気付いた。
危機的状況の内容が違うので、当然そうなるとも言えるが、自分の思考もずいぶん変わったかも?
いずれにしろ、備蓄品が役に立つ日が来ない事は、変わらず切に願うところです。