断捨離は趣味だと言い放ってみた
妻の心の声 ⇒ 「必要な物まで捨てるのでは？それよりも何よりも、旦那の頭は大丈夫？」
なんて、私の断捨離作業と私自身に対し、妻が不安を抱いているのを察した時の事。
そんな不安を払拭させるべく、とっさに言い放った言葉が。
「断捨離は趣味だから大丈夫！」
と。
そう言い放った直後「おいおい、俺は何を言っている？」
みたいな感覚に見舞われ。
「断捨離って趣味とは言えないよな？」
そんな疑問を抱きました。
趣味という言葉に違和感を覚える
疑問を抱いたのは、自らの意思で断捨離に夢中になっていったが「止められなかった」という側面があったからだと思う。
なぜ「止められなかった」か？
そんな疑問の答えをネットで調べてみると、強迫神経症という症状が自分の行動と合致します。
強迫神経症
自分の意に反して、不安あるいは不快な考えが浮かんできて、抑えようとしても抑えられない（強迫観念）、あるいはそのような考えを打ち消そうとして、無意味な行為を繰り返す（強迫行為）。
物を欲しがったり沢山所有する事により、不自由を強いられることになった。
そんな状態から一刻も早く抜け出たく、やらずにはいられなかった。
やっていると気持ちが落ち着くという感覚も得られたし。
という訳で、私の断捨離行為は強迫観念を軽減させる為の強迫行為だったという事が言える。
そう考えると「断捨離は趣味だから！」と言ったところで、実態は趣味と言うには程遠いため、違和感が生じたのでしょう。
趣味の意味
改めて、「趣味」という言葉の意味を調べてみました。
趣味
人間が自由時間（生理的必要時間と労働時間を除いた時間、余暇）に、好んで習慣的に繰り返しおこなう行為、事柄やその対象のこと。
断捨離は趣味だ！
一時期、仕事もせずに断捨離作業に没頭していました。
そうした状態からなんとか抜け出して、やっと仕事に復帰。
仕事をやるようになってからは、自由時間が貴重なものとなります。
現在、その自由時間を使って、たまに断捨離をやるようになりました。
今や私にとっての断捨離作業は「自由時間に好んで習慣的に繰り返しおこなう行為、事柄やその対象のこと」となっています。
断捨離をやると気持ちが落ち着くと言うより、あーだこーだと考えているのが楽しくなる。
「生理的必要時間」と「労働時間」と「自由時間」の均衡が保たれたときに、初めて趣味として楽しめるのでしょう。
物を集める事に一生懸命で、それを趣味とする人がいますが、物を減らす事に一生懸命で、それが趣味の人がいたとしても良いのではないでしょうか。
そんな考えと、実際に楽しめるようになった今では「断捨離は趣味だ！」と違和感を生じる事なく言い切れるようになりました。
