宝物を処分することを考える
断捨離の「離」を強く意識するようになってから、自分が一番大事にしている物について度々考えさせられるようになりました。
「趣味で使う物なので当然必要」
ずっと、そんな想いがあったけれど。
「執着心から解放されるためには、この宝物こそ手放さなければいけないのでは?」
なんて事が脳裏を過るように。
そこで、「これって本当に必要だろうか?」
と、思いもしなかった疑問を自分が大切にしている物に投げかけてみる事にしました。
更には要らない理由や手放さなければいけない理由も挙げてみる。
置場が必要、メンテナンスが必要、その為にお金が掛かるし時間も掛かる。
そんな感じで所有する事により発生するネガティブ要素に焦点を当ててやる。
すると、気持ちに少しずつ変化が現れました。
結果、手放す事を決断させられる事に。
自身への洗脳が成功。
大事な物を手放すのに勢いを付ける
とは言え、一番大切な物は大きな物なので、ゴミ箱にポイっというわけにはいかない。
名義変更も必要。
また、惜しいという気持ちや「本当に良いのか?」なんていう疑問がぬぐい切れない。
そんな気持ちにより、「捨てる」と決断したものの、手放す作業の第一歩を踏み出すのが難しく、腰が重くて手が付かない。
そこでまたネガティブ要素を利用する。
持っているだけでその物に手を割かなければならない状況は避けられない。
とにかく所有していると厄介ごとが付きまとう。
そんな厄介物を手放す事が出来たら、諸々の負担から解放され、お金も時間にも余裕が生まれる!
そんな未来を想像してやると、「手放したい」という気持ちが少しずつ膨らみ、「捨てたい」という気持ちが激遅ながら加速していくことに。
いつしか「一刻も早く処分したい!」と勢いが付いたタイミングにやっと重い腰を上げる事が出来た。
悩んだ日々からの解放
と言う訳で、長年大切にしてきた宝物は次の人の手へ渡り、諸々の手続きも終わり、とうとう処分完了となりました。
執着心によりなかなか手放す事が出来なかった物ですが、手元から離れてしまえば悩む必要性は無くなるので、悩みから解放され寂しかった気持ちもスッキリに変化。
以上、短く書きましたが、ここまで長い道のりでした。
これで執着心から解放されたわけではないだろうが、とは言え少しは進歩したかなと。
あとはこの気持ちを継続して、将来後悔する事が無いよう願うのみ。
