50歳を過ぎるとハッキリと自覚できる程に体力が落ちました。
なかには30歳を過ぎたら落ちた。
40歳を過ぎたら落ちた。
と、感覚は人それぞれあるようです。
私も年代によりそれなりに感じてはいました。
しかし、さほど気にするまでもなかった。
が、50歳を過ぎての実感はなかなかのもの。
具体的に言うと、すぐに疲れる。
疲れてすぐ眠くなる。
徹夜なんて無理。
歩き慣れていないので、たまに歩くと股関節が痛くなる。
座っているだけでもきつい。
脂肪が付いて体が重くなり、敏捷さの欠片も無くなった。
など。
まだ若い頃、50歳を過ぎて体力作りに必死になっている人達を見て、なんでそんな事をするの?
なんて感じていました。
その理由は今になって解りました。
恐いのです。
身体が動かなくなっていく事が。
身体が動かなくなる事に必死に抗っている姿だと解りました。
そういう私も軽い筋トレを実践しています。
毎日やっています。
身体が動かなくなる事を想像すると、恐くて止められません。
筋トレを毎日実践する最大の原動力となっているのは恐怖です。
また、精神的にも弱りました。
この先、生きて行けるのだろうか?
なんて想いが度々過ります。
ちなみに私は79歳で死ぬことになっています。
小学生の時にコックリさんに教えてもらいました。
オカルトは信じませんが、小学生の時に教えて貰った「死ぬのは79歳」説だけは別物。
なのであと30年近くは生きれるので心配は不要でしょうが、そんな想いが過る。
また、物忘れや勘違いも多くなった。
一時期数字が全く覚えられなくなった事があります。
例えば電話番号。
090-1234-5678を紙にメモするとき。
普通なら一気に090-1234-5678を頭に入れ、一気にサラサラとメモするかと思います。
が、0を書いたら9を確認。
9を書いたら0を確認。
0を書いたら1を確認。
そんな感じで1文字ずつしか書き写せない時期がしばらく続きました。
怠惰な生活をしていた事が原因かと思います。
今は改善されておりますが、いつしかまたあのような状態になるのは必然です。
これから年々厳しくなる事を想像すると考えさせられます。
60歳になったら、70歳になったら、なんて想像しては不安に陥る事は避けたい。
そんな気持ちを払拭するためにも、これからどんどん頭と体を使っていかなければと感じさせられる日々です。