断捨離ブームに流されず、大事な物は捨ててしまわないように。

人は人、自分は自分

人は人、自分は自分だと思っています。

また、世の中の流行などとは無縁でいたいと思っています。

しかし・・・

 

捨てる事に目覚める

2008年に捨てる事に目覚めました。

きっかけになったのは、物を置く為にコンテナ倉庫を借りたところから。

無駄な物のためにコンテナ倉庫を借り家賃を支払わなくちゃいけない状況にふと疑問が生じ、どんどんモヤモヤした気持ちが膨らんでいった。

そこから物を減らす事を試み始めます。

 

断捨離ブームで捨てたい気持ちに拍車が掛かる

捨てる事を始めたものの、最初の頃は迷ってばかり。

何を基準にど~やって捨てていけば良いのか解らない。

そうやって右往左往しているところで断捨離という教えを知ります。

悩んでいるところに、「断捨離」なんて持ってこられたらイチコロ。

断捨離に嵌って作業を進める事に。

 

ミニマリストを目指すようになる

しばらくすると、今度はミニマリストという存在を知ります。

極限まで物を持たない人達。

「この人おかしい?」 → 「羨ましい!?」 → 「俺もやりたい!」

そんな人を見て衝撃を受け、いつしか自分もそんなスタイルを目指すようになりました。

 

一旦冷静になる

やましたひでこさんが2009年に断捨離の本を発売。

2010年には「断捨離」が流行語大賞にノミネート。

2015年には「ミニマリスト」が流行語大賞にノミネート。

私が物を減らし始めた頃とブームが重なります。

 

物との関わり方に迷っているときに、方向性を示してくれた断捨離という教え。

おかげで、現在はかなり物が少なくなり、諸々が楽になった。

逆に、悪く言うと、心の隙を突かれ身ぐるみはがされた。

なんて事を考えてみる。

被害妄想も甚だしく、逆恨み的発想でしょうが。

ブームに疑心暗鬼になる事がありました。

 

断捨離ブームの裏の顔「足るを知る者は富む」と言う考えの危険性。
タルヲシレ? 妻が、山崎パン祭りのシールを集めて「白いお皿」を貰おうと画策していました。 シールを貼る台紙がテーブルの上に置きっぱなしになっていた事で発覚。 「もう皿は要らないだろ? 足るを知れ!」 そう諭すと、妻から「タ・ル・ヲ・シ・レ?...

 

斜めから見ると、気持ちを煽られて、上手い事波に乗せられた感が否めなくなった。

「結局自分は、この断捨離やミニマリストブームに乗せられていたのではないか?」

「そもそも、気付かぬうちに誘導されたのではなかろうか?」

そんな事を感じると、一旦冷静にならざるを得ません。

 

大事な物は捨ててしまわないように

強い強迫観念に支配され、「捨てなくちゃ!」という想いに嵌り込んだ。

必要な物さえ処分する事を幾度と考えさせられる羽目に。

捨てる捨てないの堂々巡りが始まる。

 

そんな衝動をなんとか抑え、一旦冷静になって考えてみると。

「大事な物は取っておかなければ」

と、当たり前の事を普通に考えられるように。

 

人は人、自分は自分と思い、自分の意志で動いているつもりでも、自分では気付かぬうちに操られている事は往々にしてある。

人は盲目になりがちで自分を見失いがち。

周りに左右されずに自分の意志をしっかり持って、しっかり見極められる人間になり、大事な物まで捨ててしまわないようしなければ。

 

物を減らすのは好きなんですが。

そんな事も考えさせられる次第です。

 

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