保有効果
最近、行動経済学という分野で使われる「保有効果」という言葉を知りました。
意味を簡単に説明します。
「自分の所有物を価値あるモノと認識し、手放す事に抵抗を感じる心理状態」
という事。
何でもないような物でも価値があがる事によって捨てづらくなる
自分の物になる事によって、その物の価値が上がるっていうのはよく解ります。
例えば小学生の頃、下校途中の道端で拾った良い感じの長い棒。
振り回すとブンブン良い音がする。
敵が現れて戦うときに役立てられるかもしれないので、家に持ち帰り自分の物とする。
そうなったら最後、ただの棒切れの保有効果が上がる。
所有期間が長くなればなるほど、それに比例して愛着が増す。
自分の所有物となると、その物の価値が上がってしまう事は間違いない。
よって、捨てづらくなってしまう!
捨てづらくなるので所有してはいけない
一旦自分の物になると捨てられなくなる。
逆に、自分の物でなければどうでも良い。
とも言える。
なので、物はなるべく自分で所有してはいけない。
自分の物にならなければ保有効果は生じない。
よって、物を溜めこんで苦しむような事にはなり得ない。
そんな事を考え、物はなるべく自分のモノにしないように気をつけなくてはと思う次第です。
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